ビールの楽しみ方

劇的に変化!ビールを美味しく飲むにはグラスが重要!

いむらが主催するビールのイベントを定期的に開催していて毎回アンケートを実施しているのですが、必ず「どうやったらお家でビールを美味しく飲めますか?」という質問があります。。

もちろん「マリアージュしている美味しいお料理を用意する」と言いたいところですが、今日はマリアージュ抜きで!

「どうやったらお家で美味しく飲めるのか?」を

①グラスの重要性
②グラスの選び方
③グラスの保管の仕方
④ビールの保管の仕方
⑤注ぎ方

という5段階で徹底的に解説していきたいと思います!!

グラスに注いで飲んで!生産者の意図

まずはグラスの重要性から。

「缶ビールは注がないなぁ」
「瓶ビールも、面倒なときはそのまま飲んじゃう 笑」

という方、非常にもったいないです!!

そもそもビールは容器に詰められるとき、グラスに注いで適度に炭酸が抜けた状態が美味しくなるようにと少し強めに炭酸ガスを添加してることが多いです。※例外は有ります!

例外

ドイツ式のビール純粋令に則った“主原料以外を使用していないもの”や、コロナなどの“瓶のまま飲むようにメーカーが推奨しているもの”は、最後に炭酸ガスを添加していないこともあります!

瓶のまま飲むのがおすすめされているビール以外は、極力、可能な限り、できるだけグラスに注いで、五感で楽しんでください!!

グラスが影響する要素

さて、ではどんなグラスが良いのでしょうか?

驚かれる方も多いのですが、グラスによって味わいは全く違ってきます!!

なぜかというと...

・グラスの形によって液体の振る舞い
・泡立ち、泡もち
・香りは閉じこもるのか開くのか
・鼻はどこまで入るのか
・舌のどこへどのくらいの勢いで当たるのか

などが変わってくるからです!

これはビールに限った話ではありません!

例えば瓶ビール用グラスとワイングラスに全く同じ液体を注いだとしても全然違うように感じられるはずです。もしお手元にあれば試してみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

特に、ビールを飲む際にいかにグラスが重要か、もう少し深掘りします。

気分

まずは「気分」。それぞれの形には歴史的な背景があるものも多いです!

たとえば、ベルギーのトラピストビールやアビィビールは修道院で作られていたという背景からゴブレット型をしています。

パウエル・クワックなどは丸底で瓢箪のようなフラスコのような形をしています。

御者が馬に乗りながら飲めるように考案された形です!

馬に乗る当時に、もしパウエル・クワックがあのグラス以外に注がれて出てきたらブルワリーもお客さんも激怒していたでしょう。。

"そのビールを飲んでいる"という雰囲気を楽しむうえでは、グラスはとっても重要です!!

泡立ち

続いて「泡立ち」

ケルシュは黄金色で白い泡立ちの美しいビールですが、ケルシュ専用グラスは必ず細長い筒型でいつまでも細かい泡が立ちのぼるのを見るこのとができます。

口が一度締まってから開くチューリップ型グラスは、泡が一度締まるので、ふんわりもっこりとした泡立ちを愛でることができます。

香り

さらに「香り」

口の広いグラスは香りが広がりやすく、閉じているグラスはこもりやすくなります。

バーレイワインようのグラスなどは口が締まっているので、最後まで複雑な香りを楽しむことができます。

グラスが厚いものやビールが勢いよく流れ込むものは、舌の奥の方に当たるので苦味や酸味を感じやすく、薄いグラスなどは甘みを感じやすくなります。

ヒューガルデンのグラスは低温を保つため手の温度を伝えないために分厚い仕様になっていますが、それがホワイトビールを甘過ぎると感じさせないように働いています。


グラスの重要性、伝わったでしょうか。。

それでは次に、「どんなグラスを選んだら良いのか?」を見ていきましょう!!

Next...グラスの選び方

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