ここまでの記事でグラスの重要性と選び方を紹介してきました。グラスが用意できたら、良い状態で管理してあげることが非常に重要です!!
ビールの天敵は汚れ
グラスの内側に油汚れが残っていたり、布巾の繊維が残っていたりすると、ビールがそれに反応して泡がびっしりと付いてしまいます。。(カニ泡と呼びます)

それに対して、完璧に整えられたグラスがこちら↓↓

これはキリンの工場見学に行ったときのものです。
どちらの方が美味しそうか、一目瞭然ですね。。
ちなみに清潔にされたグラスで飲むとエンジェルリング(レーシングやベルジャンレースとも)という泡の輪が残り、何口で飲んだのか数えられるようになります!

これはビールもグラスも最高の状態にしないとできないので、自分が提供したビールでエンジェルリングができていたりすると、お客様から見えないところでガッツポーズしていたりします 笑
グラスを清潔に保つ方法
それでは、どうやったらグラスを清潔に保てるのでしょうか??
・洗い方
・乾かし方
・仕舞い方
から見ていきましょう!
洗い方
まずは洗い方。
清潔第一なので油汚れ用とは絶対にスポンジを分けてください!
私はグラス専用のふたまたスポンジを使ってます!

口紅などがグラスに付いている場合は先に手で落とし、スポンジに汚れが付かないようにします。
グラスを洗う流れ
- 水洗い
- 強力過ぎない洗剤をスポンジに付けて泡立てる
- 底、内側、外側、脚、飲み口をしっかり洗う
- 完全にすすぐ
という感じで洗います。
大事なのは「完全にすすぐ事」で、洗剤が少しでも残っていると危険なので、絶対にしっかり洗い流してください!
丸いグラスが多いと思うので、流水を洗濯機のように対流させてみてください。
もし汚れや洗剤が残っていれば、そこに引っかかってうまく対流しないはずです。流水がキレイに円を描けばOKです!
乾かし方
続いて乾かし方です!
先ほども紹介した通り、布巾で拭いてしまうと目に見えなくても 必ず小さな繊維が残ってしまいます!
クロスを使わずに逆さに干して自然乾燥させましょう。
急いで棚に仕舞いたいなど、どうしても拭かなければいけない場合は私は東レのトレシーを使っています!

非常に繊維が小さいのでかなり優秀なクロスです。
また、一度水に潜らせてからビールを注いで提供する場合も外側と飲み口だけトレシーで拭いてから注ぐこともあります!
しかし、やはり自然乾燥がベストです!!
トレシーで拭いて仕舞ったグラスでもビールを注ぐ直前に水洗いします。
トレシーも使い続けていると清潔とは言えなくなってきますからね。。
仕舞い方
最後に仕舞い方です!
絶対にNGなのは、オープン(口が上向き)で仕舞うことです。
埃が溜まってしまうので必ずクローズ(下向き)で仕舞ってください!
高音多湿な場所も避けた方が良いでしょう。カビが生えたりしちゃうので(´;ω;`)

比較的風通しの良いところに繊維の少ないクロスを敷いてあげるのがベストかなと思います!
これはかなり前の写真ですが、シンク上の様子です。
グラスが多すぎてギリギリまで乗せているので、良くない見本です。
すぐ側にコンロがありましたが、グラスに臭いが付いてはいけないのでコンロをほとんど使えませんでした 笑笑
脚付きのグラスは、ワインレールに並べるのがベストでしょう!
スペース的なに余裕のある方は、ぜひワインレールも使ってみてください( ´ ▽ ` )ノ
実はNG!?グラスをキンキンに冷凍
最後に、冷凍庫でグラスを凍らせることだけはおすすめしません!!
ジョッキの周りに氷がついててキンッキンに冷えたビールを居酒屋さんなどでよく目にすると思いますが、特にクラフトビールを飲む際のグラスを冷凍するのは適しません。
適温を下回ったり、内側の氷がビールを注いだ瞬間に溶けて味が変化してしまうためです。冷蔵庫で冷やしておくのは(注ぐビールの適温が低い場合は)良いでしょうが、冷凍庫はNGです!