こんにちは!ビール大好き女子いむらです!
突然ですが、皆さんはこんな広告をご覧になりましたか?
そうです!!!
発売から35年間、日本のトップを走り続けたブランド“アサヒ スーパードライ”が、初めてリニューアルするというのです!!
新旧が揃って店頭に並んでいるのを見たときは、大変テンションが上がりましたね!
左上が旧スーパードライ、右上と下段の赤い曲線が入っているのが新スーパードライです!
まずはこの赤い曲線についてご紹介しましょう!!
新・辛口の特長とは
公式HPによると、この曲線は「飲んだ瞬間の飲みごたえ、瞬時に感じるキレのよさ」を表現しているとのことです。
辛口でありながらも発酵由来の香りとホップの香りを増すことで、グッとくる飲みごたえを高めたそう。
さらに、口の中に余計な後味や雑味が残らないようにすることで、ふた口目以降もひと口目と同じようにうまい飲みごたえを感じられるようにしたんだとか。
これは期待が高まりますね!
いざ、飲み比べ!!
早速飲み比べです!グラスは、ちょうどマルエフをケースで買うとペアグラスがもらえたので、それを使いました。
まずは外観から。
ロゴはグッとシンプルになりましたね!『SUPER “DRY”』の字が強調されています。
ビールの色合いにほとんど差はありませんね。
注いでみた感じ、若干ではありますが、旧ドライの方が泡が立ちやすいような気はしました(誤差程度の差です)。
いざ飲んでみたところ……
まずファーストインパクトですが、圧倒的に旧ドライの方がグッときますね。
炭酸の強さと苦味で、かなり尖っている印象です。
その点新ドライはかなりマイルドで、発酵由来のフローラルな香りとクリアなホップ香が穏やかにまとまっています。
これはおそらく、ケトルホップからレイトホップに変えたことの影響かと思われます。
またキレの良さも、断然旧ドライの方が上ですね。
ファーストインパクトが強いからこそ、あと味の印象を薄く感じるのかもしれませんが。。
新ドライは香りが豊かなので、鼻に抜ける香りも色濃く、マイルドな余韻が残り続けます。
いむらの新ドライに対する総合評価!
ぶっちゃけて申し上げると、私の好みは新ドライですね。
旧ドライの尖った口当たりは、ともすれば飲み飽きてしまいがちです。
新ドライはバランスよく整っているので、デイリーに楽しめるのではないかと感じます。
ただ…………
「スーパードライは、そこが良かったのではないか?」とも思うわけです。
「その尖った飲みごたえが、“辛口”という概念を定着させ、ファンを獲得し、アサヒビールをトップに押し上げたのではないか?」と。
「発酵由来の香りとバランスの良さを全面に出すのは、クラフトビール流行の潮流に呑まれ、アサヒビールの本分を見失っているのではないか?」と危惧してしまうわけです。
今や、大手メーカーもクラフトビールを意識せざるを得ないのはわかります。
ただ、流行に呑まれてフラッグシップのレシピを変更することは賛成できかねますね。
そうやって失敗した例は過去に掃いて捨てるほどあります。
どうせなら、もっとスーパードライらしさを増してほしかった。。
もっと尖らせて、もっと“辛口”にして、もっとガツンとくるビールにしてほしかったですね。
それが、往年のスーパードライのリピーターをさらにファンにする道だったのでは、と感じます。
ビール飲みたちが、また今後新たにビールに触れていく若い世代が、このスーパードライをどのように評価していくのか?
それが今後の日本のビールシーンを大きく動かすことになります。
まだまだスーパードライから目が離せませんね!!
みなさんは新ドライを飲んでどう思われましたか??
すみません、最後は辛口の意見になってしまいました……。
アサヒビール関係者の皆さま、もしご覧になっていたら、「これがいちビールオタクの忖度のない意見なんだな」と思って寛大な心でお読みください。。
繰り返しますが、個人的には新ドライの方が好みです!
3月末には、スーパードライ生ジョッキ缶も味、泡立ち(缶の素材)、パッケージにおいてリニューアルされるそうですね。
アサヒ生ビール(マルエフ)も大変好調ですし、コロナ禍に入ってからのアサヒビールさんは、(発泡酒や新ジャンルではなく)ビールにおいて本領を発揮されている印象があります。
吹田工場に新しい施設もできるみたいですし、どんどん盛り上がっていただいて、ビール業界を活気づけていただけたらと期待しています!