このブログで、たくさんのビールを紹介しましたし、これからもたくさんのビールを紹介していきますが、今回ほど緊張することはないでしょう。
私のヤッホーブルーイングへの敬意と愛は、この記事だけではきっと伝えられないからです……!
できるだけ簡潔に、ヤッホーブルーイングのどこがすごいのかをご紹介できたらと思います!
いむらが一番好きなブルワリー!
長野県の山の中にあるから「ヤッホーブルーイング」という名前だそうです。
「よなよなエール」や、「僕ビール君ビール」などはローソンさんでも買うことが出来るので目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
私は全てのビールを同じように愛していますが、「一番好きなブルワリーは?」と聞かれたら「ヤッホーブルーイングとブリュードッグ」と答えています。
私の愛読書のひとつが「ぷしゅ、よなよなエールがお世話になります ーくだらないけど面白い戦略で社員もファンもチームになった話」という、ヤッホーブルーイングの井手直行社長の書かれた本です。
正直ほぼ全ページで泣きました。。。
作っても売れなくって、ビールを捨てるためだけにアルバイトを雇った話。
先代の社長と大喧嘩した話。
チームがやっと一つになった話。
どのページも涙なしには読めませんでした。。皆さんも是非、一度読んでみてください!!
ヤッホーブルーイングのここがすごい!
1994年以前は、ビールの醸造免許を取得する為には年間で2000kℓ以上作る必要がありました。
2000kℓって想像つきますか?
1ヶ月で170kℓ以上、1日で6kℓ以上……。とてもじゃありませんが、大手メーカーでなければ免許は持てません。
ところが1994年細川内閣が規制緩和を発表し、年間で必要な醸造が60Kℓになりました!
1ヶ月で5kℓであれば、酒蔵で日本酒作りと並行してビールを作れます。
この時、多くのマイクロブルワリーが生まれました!
でもそのほとんどは“地ビール”つまりその土地に根差したもの、お土産的存在として扱われ、ブームが過ぎるとすぐに衰退してしまいました。
実際、ビール醸造の知識が今ほど伝わってなかったので、技術が完全でないままにビールを作りはじめたところもあったと同じ思います。。
そんな中、「うちのビールはうまい‼ いつかわからせてやる!!!」
とあきらめなかったヤッホーブルーイングをはじめとするクラフトブルワリーは、楽天などの通販を通じて“クラフトビール”つまり作り手の思いの詰まった、こだわりの強いビールとして売り出したのです!
その先駆けとなったのがヤッホーブルーイングでした。もし井手てんちょが三木谷さんからの手紙を見つけていなければ、今のクラフトビールの文化はなかったかもしれません。
大手の寡占が続けば、副原料緩和の法律が通ることも、タップマルシェで普通の飲食店でも樽生クラフトビールが飲めることも、コンビニでピルスナーではないビールが買えることもなかったでしょう。
ヤッホーブルーイングの代表銘柄
よなよなエール(アメリカンペールエール)
一言で表すと!
爽やかな苦みと華やかな香りが大人を感じさせてくれます。ペールエールのお手本と呼べるうまさ!
インドの青鬼(イングリッシュIPA)
一言で表すと!
苦い!!とっても苦い!でもおいしい!!!
僕ビール君ビール(セゾン)
一言で表すと!
レモンのようなフレッシュな香りが喉を潤してくれます!
東京ブラック(ポーター)
一言で表すと!
麦芽のふくよかな甘みがうまい逸品です!
他にも、季節限定やエリア限定のビールもたくさん作られています!
アメリカンペールエール、イングリッシュIPA、セゾン、ポーター。
いずれのスタイルも、ヤッホーのビールでなければ日本ではそんなに気軽には出逢えません。。。
改めてクラフトビールがコンビニで買える世界の礎を築いたヤッホーブルーイングに感謝です!!
次の記事では、そんなヤッホーブルーイングのよなよなエールを紹介しようと思います!