ビールのスタイル

クラフトビール初心者にはまずオススメしたい!ベルジャンホワイトを紹介!

皆さん、ヒューガルデンホワイトを飲んだことがありますか?

クラフトビールや海外ビールを詳しく知らない方でも、「飲んだことがある」「見たことある」という方が多いと思います。

それくらいこのビールは大人気なんです!

今回はベルジャンホワイトというスタイルと、その代表銘柄ヒューガルデンホワイトをご紹介します!

ベルジャンホワイトってどんなビール?

ベルギー生まれの白いビールです。

「ホワイトエール」「ヴィット」なども同じものを指します。

特徴を見た目と風味から見ていきましょう!

見た目

ホワイトエールなので、なんと言っても白いのが特徴です。
乳白色だと表現する人もいます。

大手メーカーのビール(ピルスナー)とは全く違い、黄金色ではないし透き通ってもいません。

それは小麦を使っているからです!

小麦はタンパク質が豊富なので、濁りやすくなります。

小麦を使ったビールの特徴は以前の記事に詳しく書いたので、是非そちらも読んでみてください!

麦と麦芽について

風味

ベルジャンホワイトの最大の特徴は、オレンジピールコリアンダーシードが使われていることです!



オレンジピールとは、オレンジの皮のことですね。
単純にフルーティというよりは、少し苦味が加わって深みがでます。

コリアンダーシードとは、コリアンダー(パクチー)の種のことです。
少しスパイシーさも出てきます。

小麦を使ったビールは、どうしてもコクが出てボディ(飲み込んだときの重み)が強くなりがちです。

しかしベルジャンホワイトは、この副原料たちによって複雑な風味が出て、爽やかに飲みやすく仕上がっています。

その飲みやすさは、特にピルスナーの苦味が苦手な方からは絶大な人気を集めています!

クラフトビール初心者さんへ特にオススメ!

「クラフトビールを試してみたいけれど、何から飲んだらいいかわからない」という方には、ベルジャンホワイトを試してもらうことをおすすめします!私もベルギービール専門店で働いていたとき「初めてやねんけど、なんかおすすめちょうだい!」と言われたら、まずヒューガルデンホワイトを出していました!

飲まれたお客さんの感想で、例えば...

ヒューガルデンを飲んだ感想

おいしい!飲みやすい!→フルーツ系
もう少し苦味みがほしい→IPAなどホップ系
もっと重みがほしい→トラピストなどモルト系

など、好みや次におすすめするべきビールがよくわかるからです。

ベルジャンホワイトの代表銘柄

ベルジャンホワイトのビールはたくさん作られています!

たとえばアメリカのブルームーン

日本でつくられているものではスノーブロンシュなどなど。

水曜日のネコも、厳密に言うと少し違いますが、大きく分けるとホワイトエールです。

ですが、代表銘柄は?と言われたら、間違いなくヒューガルデンホワイトです。

なぜなら、ヒューガルデンホワイトがなければ、ベルジャンホワイトというスタイルは絶滅していたかもしれないからです。

時は14世紀ごろ、ベルギーのヒューガルデン村では、このスタイルのビールがたくさん作られていました。
しかし、醸造所は年々減っていってしまい、1950年代にはとうとう1軒もなくなってしまいました。。

ですが「あのビールがなくなってしまうのは惜しい!」と立ち上がったピエール・セリスさんは、過去のレシピを集め、ベルジャンホワイトを復活させました。

それがヒューガルデンホワイトなのです!

ヒューガルデンホワイトは若者を中心に大好評を博し、各国でベルジャンホワイトが作られるようになりました。

だから、ベルジャンホワイトの代表銘柄と言えば、間違いなくヒューガルデンホワイトなのです。

ヒューガルデンホワイトを注いだ動画です!

ビールを注ぐ動画を見るとのみたくなっちゃいますよね!?(笑)


それでは次の記事では、そんなヒューガルデンホワイトに合うお料理のマリアージュを紹介します!

ヒューガルデンホワイトとのマリアージュ

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