バレンタインが過ぎるとあっという間に2月も後半、三寒四温を感じるようになってきましたね!
寒いときにちびちびと飲みたいビールも、暖かいときにごくごくと飲みたいビールも。
どちらもおいしくいただける季節の到来です!
前回の記事では、ハイアルコールのゴールデンエールをご紹介しました。
また以前ご紹介したトラピストビールやクリスマスエールも、ちびちび飲めるハイアルコールのビール達です。
今回は、これまたハイアルコールの代名詞!「バーレイワイン」をご紹介します!!
ドラマ「獣になれない私たち」でガッキーが飲んでるシーンが話題ににもなったビールです!
ちょっと大人な、味わい深いビールです。早速特徴から見ていきましょう!
バーレイワインとは
「バーレイ」=「大麦」
バーレイワインとは、「麦のワイン」のことです!
バーレイワインの特徴
・ワインのようにアルコール度数が高い
・ワイン並みに長期間熟成させている
というのが特徴です!
イギリス発祥の伝統的なスタイルですね。
普通、アルコール発酵には糖と,それを分解する酵母が必要です。
バーレイワインは、糖(のもとになる麦芽)と、味を整えるためのホップを大量に使います。
さらに通常よりも長期間熟成する(酵母に頑張ってもらう)ことで、普通のビールにはない高アルコールを生み出しています。
つまり、原料が大量に必要!手間がめちゃかかる!!なビールなんです。
だから、あんまり作っている醸造所がないんですね。ちょっとお値段が張るのも納得です。
見た目と味わいを、もう少し詳しく見ていきましょう!
バーレイワインの見た目
銅色だったり、赤みがかった茶色だったり、ザ・イギリスのエールビールという色合いです。
半年から数年ほど熟成しているので、炭酸はあまり強くなく、泡立ちも控えめです。
もちろんフルボディです!
*フルボディとは比重が高く、どしっと重たい液体。反対のライトボディは、さらさらっとした軽い液体。
バーレイワインの味わい
もちろんビールでありワインではないので、ブドウの味はしません!
ただ、ドライレーズンのような香りがあります。またシェリー酒や紹興酒のような香りがするのも特徴です!
ホップの香りや苦味はあまり感じられません。
深い甘みとアルコール感の調和した、大人なビールです!
バーレイワインは瓶内二次発酵のものが多いです。ということは、熟成期間によって味わいが変わるんです!!
“瑞々しくフレッシュなものが好き”な方は早めに飲みましょう。
一年待てば劇的に味わいが深くなるので、“落ち着いた風味が良い”と言う方はじっくり寝かせてみるのも良いですね!
グラスはワイングラスがおすすめです!なみなみに注ぐのではなく、3分の1くらい注いでゆっくり楽しむのが良いですね。
適温は少し高めです。冷蔵で保管しておき、飲んでいるうちに温度が上がってくると、華やかな香りが開いてくる……という瞬間が最高に至福です!
バーレイワインの代表銘柄
サンクトガーレン 麦のワイン[el Diablo]
サンクトガーレンのゴールデンエールと比べると、ディアブロは約3倍の麦芽と、約6倍のホップが使われているそうです!
高級感があって、とにかくおいしい!!
サンクトガーレンさんによると、
「麦芽の濃度の高い部分だけを使用しているため、濃厚で蜜のようにとろりとした官能的な口当たり」
サンクトガーレンHP https://www.sanktgallenbrewery.com/beers/el-diablo/より引用
とのことです。
これはぜひ自分好みに熟成させてから飲みたい銘品です!!
ヤッホーブルーイング バレルフカミダス
こちらもおいしい!!
常設ビールではないので、なかなか出逢えないし、毎年若干味わいが違うのでコンプリートするのは難しいのですが。。
ハレの日仙人と、バレルフカミダス(バーレイワインを、ウィスキーを作り終わった木樽で熟成させたヤバうまビール)は出逢えたら迷わず飲むことをおすすめします!!
この記事を読んでる皆さんに朗報!
2021/02/25 19:00~
ヤッホーブルーイング公式サイト「よなよなの里」にて限定2200本「バレルフカミダス」が販売されるそうです!
せっかく巡り合ったこのタイミング、是非トライしてみてください!
贈り物にも最適なビール
この時期だと、環境が変わる方も多いかと思います。
お世話になった方や、結婚される方への贈り物などに、特別感のあるバーレイワインはぴったりです!
またお祝いや記念日などに、寝かせておいたとっておきの1本を開けるのも良いですね。
あなただけの特別なビールに出逢えることを願っています!