もうすぐ「土用の丑の日」ですね!
皆さんも虫干しをしたり、本格的に夏を迎える準備をされていることと思います。
土用の丑の日と言えば……そう、鰻ですよね!!
今回は、鰻を使ったマリアージュをご紹介します!
このマリアージュは、“フルコースを全部ビールで”がコンセプトのイベント、worldbeermariageの第4弾でお出しし、大好評を博したものです!!
まずは、「なぜ土用の丑の日に鰻を食べるのか?」からご紹介していきましょう!
土用の丑の日とは?
古代中国には
①全ての物質は“木火土金水”の5要素でできている
②全てにおいて、陰と陽がある
③数はねずみ〜猪の12で数える
という思想が有りました。
①と②を足して十干(5元素×陽と陰)、
③を十二支と言います。
②の陽は兄(え)、陰は弟(と)とも言われているので、十干と十二支を足して「干支(えと)」とも言われます。
「えと」を使って時間や方角を表す文化は今でも残っていますよね。
季節は、①を使って「春は木」「夏は火」「秋は金」「冬は水」「季節の変わり目は土」と考えられています。
また日付けは、③の十二支が延々と繰り返されて数えられています。
つまり、土用の丑の日とは季節の変わり目の丑(うし)の日
もっと具体的に言うと立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間の中で、丑がまわってくる日ということです!!
夏土用以外はあまり知られていませんが、実は「土用の丑の日」は年に4回あるんですね!
なぜ土用の丑の日が重要かと言うと、季節の変わり目は体調を崩しやすいからなんです!
特に夏土用は、夏バテ対策が必要です!
だからビタミンなどの栄養価が高い鰻を食べるんですね。
他にも夏土用には、「う」のつく食べ物を食べると良いとされていて、うどん・瓜・梅干しなども有名なんですよ。
さらに、
土用の日に食べるもの
・春の土用は戌(いぬ)の日に「い」のつくもの食べる(鰯、苺、イカなど)
・秋の土用は辰(たつ)の日に「た」のつくもの食べる(大根、玉ねぎなど)
・冬の土用は未(ひつじ)の日に「ひ」のつくものを食べる(ひじき、ひらめなど)
という風習があります。それぞれ旬を捉えていて、かつその時期に必要な栄養素が含まれているのが興味深いですね。
そんな鰻とマリアージュするビールは!?
今回ご用意したお料理は、鰻まぶしご飯です!!
ご飯に混ぜ込むことで、鰻の旨味はもちろん、甘辛いタレも余すところなく堪能できますね。
合わせますビールは、馨和 KAGUA Rougeでございます!!
「和食に合うビールを」のコンセプトのもと、赤ワインを意識して作られた馨和 KAGUA Rouge 。
製造元は日本のFar Yeast Brewingですが、醸造はベルギーのDe Graal 醸造所で行われています。
伝統の醸造技術と、和食の繊細な味わいが融合した、世界に誇るべき銘品中の銘品です。
ハレの日に相応しいことから、『いむらのブライダル妄想記』にも登場しましたね!
スタイルはベルジャンスタイルダークストロングエール。
これまでにご紹介してきた、ゴールデンエールとブラウンエールの特徴を併せ持ったスタイルですね!
鰻、タレ、赤い色合いのルージュは、重さや照り度合いも含めて、色合わせとして完璧にマッチしています。
鰻とタレの甘辛い旨味を、ルージュのどっしり感とハイアルコールビールが華やかに彩ってくれますね。
ルージュには山椒が使われているので、爽やかなピリッと感が鰻へ向かうお箸を止まらなくさせてしまいます!
まさに夏バテ防止にもってこいなマリアージュといえます!!
土用の丑の日は鰻と馨和で決まり!
今回は夏の土用の丑の日が近いということで、鰻まぶしご飯のマリアージュをご紹介しました。
今年の土用の丑の日は7月28日(水)です!
この日はぜひ馨和 KAGUA Rougeをおともにどうぞ!!
他の土用の日も、それぞれの食材を使ったマリアージュをご紹介していきたいですね!
旬のものを食べて、それに合うビールを愉しんで、心身ともに日々健康に過ごしていきましょう!!