前回の記事で、ヴァイツェンとペスカトーレのマリアージュを紹介しました。
魚介を使ったトマトソースのパスタはよくコンビニなどでも見かけますが、折角なら出来立てアルデンテのパスタで試していただきたい!
という事で今回の記事ではペスカトーレと、その基本の部分になるトマトソースの作り方を紹介していきます!
まずは基本のトマトソースの作り方!
トマトソースが作れたらイタリアンは征服完了!ってのは少し言い過ぎですが
トマトソースがあればササっと作れるイタリアンはめっちゃいっぱい出てきます!
トマトソースがあれば作れる料理
スープに入れてベーコンと野菜を煮る→ミネストローネ
パスタのベースにする→アラビアータやペスカトーレやボスカイオーラ
ハンバーグ→チーズを足してトマチーハンバーグ
鶏肉を煮込む→若鶏のトマト煮込み
などなど、みんながだーいすきなモノが簡単に作れちゃいます!
と、いうわけで
早速トマトソースの作り方、いってみましょー!
ではまず材料です!
トマトソースの材料
トマトホール缶(市販のモノだと大体400g)1缶
たまねぎ 1/4個
オリーブオイル 40ml
ローリエ 1枚
塩 6g
砂糖 6g
ブラックペッパー 適量
※今回の記事では店の仕込みと同時に写真を撮っているので、分量と写真に乖離があります。ご注意ください。
★玉ねぎをトロトロのみじん切りにしましょう
ポイント
写真のように、これでもか!ってくらいまで細かくした方が、ソースとして使うのなら舌ざわりとしても良いです。
★鍋にオリーブオイルを入れて中火で熱し、玉ねぎを加えて5分程炒める
ポイント
この際に塩を一つまみ(分量外)入れると、玉ねぎからの水分が出やすくなって炒めやすくなりますよ!
★これくらい感じに玉ねぎに火が通ったら一旦火を止めましょう
ポイント
この際に小さじ1杯(分量外)の砂糖を玉ねぎに加える事により、玉ねぎの甘みが増して美味しくなります!
★ホールトマト缶のトマトを手でつぶしましょう
この際、取り切れていなかったトマトの皮や少し傷んでいる部分があったりしたら取り除きます。
つぶしたトマトはこんなカンジ↓
★先ほどの玉ねぎを炒めていた鍋にトマトを投入し、ローリエを入れて中~弱火で30分煮込む
ポイント
焦げやすいので、底からしっかり混ぜましょう。つきっきりになる必要はありませんが、少なくとも5分に一度は混ぜてあげてください。
★砂糖と塩で味を調え、ブラックペッパーを入れて出来上がりです!
塩と砂糖の量は大体で書いてますが、作るのに使ったトマトで酸味や甘みが異なるので、好きに調整してください。
ちなみに、このトマトソースですが、冷凍保存できます!なので大量に作ってジップロックに入れて冷凍しておけばいつでも使えますね!
冷蔵でも1週間くらいは余裕で持ちます!
ペスカトーレの作り方!
それでは材料です!
ペスカトーレの材料
スパゲッティーニ 80g
オリーブオイル 50ml
ニンニク 1片
鷹の爪 適量
アンチョビペースト チューブから2cm分
お好みの魚介類(今回は小柱・エビ・ムール貝・スルメイカ)
白ワイン 25ml
トマトソース 大さじ山盛り3
アンチョビペーストがおうちに無い方も多いと思いますが、この際に購入されることをオススメします!
保存もめちゃめちゃききますし、イタリアンを作ろうと思うと頻繁に登場します!
具体的にはアヒージョやカルパッチョ、ビールの最強のおつまみであるアンチョビポテトなんかもパっと作れちゃいます!
★鍋にいっぱいのお湯を沸かし、1%の濃度の塩を入れます
ポイント
ゆで汁に塩分をしっかり入れる事によって、麺自体に下味がつくためソースと絡めても味がボケません!
★ニンニクをみじん切りにして、フライパンの手前側にオリーブオイルと鷹の爪、アンチョビと共に入れて弱火にかけます
この際、フライパンも傾けて底の部分だけに火があたるようにしましょう。
じっくり火を入れる事でオイルにニンニクと唐辛子のうまみと風味がうつります。
★ニンニクがきつね色になったらフライパンをフラットに戻して、魚介をいれて軽く炒めます
↑の写真くらいに色づいたタイミングに魚介を投入しましょう。油断すると一気に焦げてしまうので注意が必要です!
★魚介に軽く火が入ったら、白ワインを入れてアルコールと酸味がとぶまで少し煮ます
★ゆで汁を100mlとトマトソースを加えて魚介に火が通るまで煮込みます。
これでソースづくりは完了です。
★麺を茹でましょう
ポイント
麺の袋に記載されている時間より1分~1分半ほど短めに茹でましょう。乾麺の芯が少し残ってるくらいの事を「アルデンテ」といいます。
麺を短めに茹でる理由は、ゆでた麺をフライパンでソースと和えて更に加熱をするので、その間にものびていってしまうからです。
更に、味見の際に完璧でも、食べるまでの間にどんどん伸びていきます。
イタリアンレストランでバイトしてた時に、できたパスタを受け取りに行くのが遅くなったらシェフがバチバチに切れ散らかしてたのを思い出します
ここで、ペスカトーレにオススメなパスタの麺も紹介しちゃいます!
スパゲティよりも少しだけ細いスパゲッティーニ!
このDE CECCO(ディチェコ)のパスタは表面を触ると分かるのですが、ザラザラとした傷のようなものがはいっています。
このザラザラとした部分がソースとよく絡むんです!!
生パスタの方が茹で時間も短くて、お客さんに出すまでの時間も早くて済むのですが、Swellではこの乾麺を使う事にこだわってます!それくらいオススメ!
ちなみに、このスパゲッティーニは標準茹で時間が9分、アルデンテは7分と表記されていますが
ワイが作る時は6分にタイマーを合わせています。
実際にタイマーが鳴って、フライパンに移すころには6分半くらい経ってますね。
この辺りはそれぞれの作業スピードや、好みの固さに合わせてください。
★ゆであがった麺をソースのフライパンに入れて、加熱しながら和えます。
ポイント
味が薄かったら塩を、水分が少なそうならゆで汁を加えて調えましょう。
麺が堅かった場合もソースの中で加熱すれば柔らかくなっていってくれます。
仕上げにExバージンオリーブオイルを加えると更にお店の味に近づきます!いわゆる追いオリーブってやつですね!
お皿に盛り付ければ完成です!
クルっと巻きながら盛り付けてあげれば更に美味しそうに見えますね!
少し長い記事になってしまいましたが、トマトソースもペスカトーレもそんなに難しい料理ではありません!
是非作ってみてビールとマリアージュさせてみてくださいねー!