皆さんは、居酒屋さんに行くと必ず注文するお料理はありますか?
私はほぼ必ずポテトサラダを注文します!
大好きなんですよねーポテサラ。ビールにもよく合うし。
芋をどの程度潰すのか?どんな具材を使うのか?
にそのお店のカラーがよく出ているのがおもしろいですよね!
何より、シンプルで誤魔化しが効かないお料理だからこそ、そのお店のレベルが如実に表れます。
私が主催する“フルコース×ビール”のイベントでも、第2弾から第9弾(直近)までポテサラが登場し続けています!
なんたっておいしい!!
お客様からの反応もよく、常連様からは
「待ってました!」
「なんならポテサラ食べたさにイベント参加してるとこある」
というお声もいただくほどです!
ポテサラはポテサラでも、少しアレンジすることで、それぞれのビールのスタイルと更に調和し、これぞマリアージュ!!と感動する組み合わせに!
暑くて食欲の無い時期にも、冷たくて栄養満点なポテサラはピッタリ!
そんな大人気のポテサラマリアージュ、今回から前後編特集をお送りします!
どんなポテサラ&ビールが登場するのでしょうか??
早速見てみましょう!!
焦がしアンチョビバターのポテサラ × SPRING VALLEY BREWRY on the cloud
まず色合わせの観点から、小麦を使った白いビールとポテトサラダは相性が良いですね!
特にさっぱりと飲めるホワイトエールは、ポテサラの重さや満腹感を緩和してくれます。
ホワイトエールは苦味が少ないビールなので、何かパンチがほしいところ。
こういう、ホップを感じにくいビールには、肉系より魚系の方がいいですね。
というわけで、登場いただくのは“アンチョビ”です!!
塩味の強いアンチョビをバターで炒めると、まろやかなポテサラにベストマッチ!
そこにオン・ザ・クラウドを合わせると……ビールの小麦感と炭酸で、芋の存在感・マヨとバター・アンチョビの塩気と旨味が溶けあい、えも言われぬ一体感を生み出します!
オン・ザ・クラウドは、スプリングバレーブルワリーの定番商品のひとつです!
Swellがタップマルシェを導入し、週替わりマリアージュ企画が始まったとき、一番最初のマリアージュに選ばれたのが、このオン・ザ・クラウド×アンチョビポテサラと、ペールエール×サーモンカルパッチョでした。
オン・ザ・クラウドは、ホワイトエールの中でもさっぱりしている部類なので、ポテトサラダにはもってこいです!好みでヒューガルデンホワイトや、水曜日のネコなどにしてみてもいいですね。
チキンとフライドガーリックのポテサラ×ペローニ ナストロアズーロ
しっとりとしたチキンもポテサラにぴったりですね。
そういうポテサラには、重いビールより喉ごしの軽いビールがGOOD!
ペローニはイタリアを代表するビールで、スタイルはペールラガーです。
トウモロコシ入りの香ばしいラガービールなので、香ばしさがマッチするようにフライドガーリックをかけています。
しっとりした食感の中にもチキンとガーリックの旨みが詰まったポテサラに、軽いペローニが嬉しいハーモニーを奏でてくれます!
コンビーフとトウモロコシのポテサラ×ヴィクトリア ビター
ポテトサラダもVBも、表面的にはさっぱりで少し香ばしく、違和感なくマッチしています。
しかし深く味わってみると、コンビーフの塩味、コーンの甘味、VBのかすかな苦味と、それぞれが味わいを持ち寄ってバランスを整えていることがわかります!
普段飲み、晩酌にぴったりのマリアージュです!
Victoria Bitter(ヴィクトリアビター)はオーストラリアでシェアNo.1を誇るビールで、スタイルはピルスナーです!
VBの愛称で知られ、日本でも最も入手しやすいオーストラリアのビールです。
私もオーストラリアを訪れた際に十数種類のビールを飲みましたが、どれもさっぱりごくごく飲めるものばかりでした。
そんな中でもVBは味わいや風味がしっかりしている方で、お料理のお供に最適な印象でしたね。
ビターという名前ほど苦くはありませんが、飲みやすく好みなビールです!
ツナとバジルとクリームチーズのポテサラ×ケストリッツァー シュバルツ
ケストリッツァー・シュバルツは、“本物の黒ビール:シュバルツ”を代表する銘柄です!
この記事でもご紹介のとおり、シュバルツは
「淡色ラガーより飲み飽きないし、濃色エールより飲み疲れしない」
ので、比較的どんなお料理でも合わせやすいですね。
そんなケストリッツァー・シュバルツに合わせますのは……
ツナとバジルとクリームチーズのポテサラです!
響きだけでもおいしそう。これが生地の上に載っていたら、絶品ピザになりそうですね。
シュバルツには焦げ香ばしさがあるので、ツナとチーズとの相性は抜群です!
またバジルの風味が活かされるためには、ホッピーなスタイルより、シュバルツのようなモルト主体の方が合いますね。
ではモルティで色の黒いエール(スタウトなど)はどうかというと、ちょっとエール由来の香りが重いんですよね。。
そもそもがマヨネーズのかかった芋なので、やはりラガービールのさっぱり感が欲しいところです!
そんなわがままを叶えてくれるシュバルツ、優秀と言う他ありませんね。
ツナの磯っぽさ、チーズの乳感、バジルの香草ぽさが、全てシュバルツでまとまるのは圧巻の体験です!
どれも本当においしいので、是非試してみてくださいね!
次回のポテサラ×ビール特集後編もお楽しみに!